2008年11月10日

第1回「ベートーヴェンを弾く会」

9日に開催された「ベートーヴェンを弾く」会 無事終わりました。

この演奏会に誘っていただいたのは 4月か5月だったと思うが 全楽章を一人で弾き切るというのは ひとつの楽章を弾くのがやっとの人間には荷が重すぎて すぐには出ると言えなかった。
でもベートーヴェンは大好きな作曲家だし このような機会はそうあるものではないかも、と意を決して出演させていただくことにしたのだが 次に迷ったのは選曲。
全楽章弾くとなると ひとつの楽章を弾く数倍の音楽力、体力、精神力が必要だということは想像できる。
ただでさえ人前演奏は苦手なのに 長時間ステージに居続けることを考えただけで身がすくむ((((((((^_^;)
M先生からもいろいろアドバイスいただき ベートーヴェンのソナタの中では比較的易しいと言われる19番に決めた。

コンサートは11:00開演、最初からは聴けなかったのだけど 私の前に弾かれた若い男性が弾き終わると お友達と思われる方々がどっと席を立たれたことで なんだか落ち着いてきた(笑)。
サークルの仲間も数人聴きに来てくださっていてとっても心強かったし 本番10日ほど前のリハーサルの感触がよかったこともあり ドキドキしていたけど頭は冴えていた。これまでに何度も本番演奏を経験してきたが こんな感覚は正直初めて。

いつもM先生が「『緊張する』ことと『あがる』ことは違う。」とおっしゃるのだが その意味がやっとわかった。『あがる』とは『舞い上がる』ことで 何がなんだかわからなくなること。
ステージで何度『舞い上がった』ことか。一番ひどい失敗をした時は 本当にステージ上でのことをろくに覚えていない。一体どうやって最後まで辿り着いたのか?そんなレべルだった。

緊張はしていたけどあがってはいなかったおかげで つまらないミスはあったものの ほぼ自分の力は出せたのではないかと思う。聴衆の雰囲気を感じることも出来たし 自分なりにこだわっていたところをなんとか表現出来たことが一番嬉しかった。
何より弾いていて楽しいと感じられたことは 大きな収穫だったと思う。

自分の演奏の後は ゆっくりと他の方の演奏を楽しませていただいた。
特に3部は後期ソナタが並んでいて 濃厚な曲ばかり。マニアにはたまりません黒ハート

後期ソナタを全楽章弾かれる方々は 予想通り普通の域をはるかに超えたすごい人ばかり。演奏時間も30分を超える方もおられ さすが!素晴らしい!以外に言葉が出てこない。
そして H先生。
演奏は初めて聴かせていただいたのだけど なんだか「弾いている」という感じではない。すごく不思議なんだけど 確かに音楽を奏でておられるのだけど 指で鍵盤を押して音を出している、という感じがしないのだ。
これが「気」で演奏するということなのか!?
深いなぁ〜〜すごいなぁ〜〜美しいなぁ〜〜ぴかぴか(新しい)。。。
本当に感動。

このようなレベルの高い方々の集まる中 私のような素人が紛れ込んで大丈夫なのか?場違いじゃん!な感も否めなかったが 私自身は自分の目標も達成できて満足している。
結局他人にどう思われるかを気にするより 自分がどう感じたかの方が大切なのだ(私の持論)。

はるか雲の上の方々の演奏も拝聴させていただくこと出来たし ベートーヴェンのソナタを全楽章弾くことの大変さ、難しさを今更ながら実感、今後も一層精進せねば!と思わせてくれる貴重な体験だった。

来年も開催されるのかな?
もうネタがないんですけど(笑)。


かじやんがファイルにしてくれた音源をUPしました。
1楽章 

2楽章
posted by まつやん at 23:06| Comment(10) | ピアノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 第19番は、ひょっとしたらピアノソナタの仲間になっていなかったかもしれない曰くつきの作品ですが、かなり深いです。それはト短調という調性から来るのかもしれませんが、ナイスパフォーマンスだったと思います。
 僕は全部聴いたけど、やはりプロは違うというのを感じましたね。H先生の田園はのびやかだったし、第31番はもう、ちょっと泣いてしまいました。おれは後のトリの人は大変だと思っていたら、ものすごい第32番でもう大興奮でした。実はプロだということは後で知ったのですが、アマではなさそうなのはなんとなくわかりました。いやあ、この2人の演奏3曲をただでしかもめちゃ音響のいい(良すぎて耳が変になったけど)スタジオで聴かせていただいて、本当に行った甲斐がありました。ピアノとちょっと距離を置いていましたが、また練習に気合を入れたいと思いましたよ。
Posted by よっしー^^ at 2008年11月11日 07:20
お疲れ様でした。
オールベートーヴェンだったんですか?
ベーソナ、超好きです。もっぱら聞く方専門ですが(爆)
弾くほうは大変ですよね‥、古典派ってちゃんと練習していかないととちりますし。
どういうプログラムだったのか興味あります。
Posted by らび at 2008年11月11日 23:46
まつやんさん、お疲れ様でした!
ベートーベンを自分の解釈で楽しんで弾かれていたのですね!
まつやんさんのこだわりと、ベートーベンに向かうひた向きさがある演奏で、なんだかまた違った所で感動でした。

会場もサークルの発表会ともだいぶ違う雰囲気だったですよね。
あの会場の雰囲気を感じながら弾けているなんて、すごいなぁ!
ちょっと張り詰めた感じもありましたよね。

H先生の演奏は、音が他の人よりもクリアだ、としか解らなかったのですが。
他の方のコメントを見られると、やはりすごいのですね。
気で演奏。。。すごい高みです。
最期のプロの方の演奏は、自分的にはあまり好きな弾き方ではなかったので、いいものだけど感動しないって感じだったです。

プロと違うアマの良さは、自由さにあるのかも!
音楽は自由だー!(笑)
Posted by るみ at 2008年11月12日 10:03
>よっしー^^
よっしー^^は最初から最後まで全部聴かれたのよね。お疲れさまでした。
本当、いい勉強になりましたよね。

私は自分より前の方々の演奏は聴けなかったのですが ベートーヴェン大好きな私でもあのように連続して何曲もソナタ全楽章を聴き続けたことはなく それだけでもすごい演奏会だと思いました。

H先生、本当にビックリしました。「田園」を聴き逃したこと悔やまれます。
32番のトリをつとめられた方も 最初の音を聴いた瞬間「普通じゃない」方だと思いました。
比較的小柄な方でしたけど さすがプロの演奏家ですね。聴き手に訴えかけるものがハンパじゃなかったと思います。

さて 次はサークル発表会ですね。
シューベルトはまだ全く曲になっていません(滝汗)。
恐ろしいです(; ̄Д ̄)
Posted by まつやん at 2008年11月12日 15:49
>らびちゃん
こんにちは。コメントありがとうございます。

この演奏会は ある高名な先生と楽器店が企画された参加型コンサートで プロ・アマ問わず誰でも参加でき ベートーヴェンのソナタを一人で全楽章弾き切るというものなのですが 私のような素人にっては負担が大変大きいです。

プログラムは
第1部
8番「悲愴」・18番・27番・15番
第2部
8番「悲愴」・10番・13番・14番「月光」・19番・20番
第3部
21番「ワルトシュタイン」・22番・23番「熱情」・24番・25番・31番・32番

参加者は 私のような素人から(ほとんどいないけど)音大受験生や現役音大生や音大卒、ピアノの先生、プロのピアニストと多岐にわたり レベルは相当高かったです。ベートーヴェンソナタを全楽章弾くとなると 一般愛好家には敷居が高いかもしれません。今回私が19番(Op.49-1)かじやんが20番(Op.49-2)で二人仲良く参加させていただきました。

聴くだけでかなり勉強になると思います。
らびちゃん、来年(第2回)は是非広島へ!
Posted by まつやん at 2008年11月12日 16:57
>るみさん
こんばんは。コンサート、聴きにきてくださってありがとうございました。温かいお言葉も嬉しいです。

そうですね、サークルの発表会とは雰囲気ずいぶん違いますよね。
ホールよりもこのあいだのスタジオのように 客席に近く舞台がないところの方があがる、という方もおられるし 知っている人が来ているとあがるという人もいますよね。

当日の録音を聴いてみたら ミスは目立つしテンポも速くなっているところもあるし 決してほめられた演奏ではないですが 内容はともあれ、自分が気持ちよく弾けたので それだけで満足です。
なんか負け惜しみみたいなこと言ってますが(笑)。

アマでもプロでも 万人に好かれる演奏が出来る人はいないと思います。聴き手もいろいろですから。
ただ やはりプロは好き勝手弾くわけにはいかないでしょうし ある程度の結果も求められるので アマはやっぱり気楽ですよね。

サークル発表会へ向けて お互い頑張りましょう♪
Posted by まつやん at 2008年11月13日 00:39
おはようございます。

先日はおつかれさまでした。
えっと、私のブログにも書いたように、まつやん&かじやんの演奏、「聴き手のほうを向いて」ました。
ミスとかそういうことはいいんです。ちゃんと「演奏」としてなりたっていたという点で、今回今までにない進歩を感じました。
弾く瞬間に落ちついた、というのはみな共通してますね。たぶん、MちゃんもSさんもそうだと思います。
あの場独特の、なにかがあったと思います。これはたぶんあそこで弾いたものにしかわからないと思うのですが・・・。

こういうプラスの経験はなによりの財産だと思います。いつもいつもというわけにはいかないと思いますけど、ひとつひとつを丁寧にこなしていきたいものです、お互い。
では、次、ですね。しかし・・私も、「ううっ・・・」って感じです。そんなこといってないでガンバロ
Posted by ようこ at 2008年11月13日 10:10
>ようこさん
このたびは(も)何から何までお世話になりました。
本当に良い経験をさせていただいて 感謝しております。
お話をいただいた時は正直躊躇しましたが 参加させていただいて本当に良かった!

>あの場独特の、なにかがあったと思います。

こういうことってあるんですね。かじやんも「みんなの「気」が背中を押してくれた」と書いてましたが 私も同じようなこと感じました。

>こういうプラスの経験はなによりの財産だと思います。

本当にそう思います。小さな成功を積み上げて 少しずつ自信をつけていけたら、と思っています。

で、次ですけど・・・(滝汗)恐ろしいほど弾けてませーーん*~●))))☆O=(`_` )パンチ!
あさってレッスンで絞られてきま〜〜す((((((((^_^;)

 
Posted by まつやん at 2008年11月13日 21:57
うわー!

プログラム見てお腹いっぱいになりました(笑)

全楽章ってすごいですね〜

来年は広島行くかも〜(笑)

ベーソナって中途半端にしか弾けないのばっかりだから、聴きに行かせていただきます。
Posted by rabi at 2008年11月14日 22:05
>らびちゃん

ね、お腹いっぱいでしょ(笑)
でも こういう演奏会って他にあまりないんじゃないかと思います。
全楽章を弾くって やっぱり負担大きいです(^^;

>ベーソナって中途半端にしか弾けないのばっかりだから、聴きに行かせていただきます。

あらーー!聴くだけなんてもったいない!是非出演なさってください。
出演するしないは別として マジで広島へお越しくださいね。しつこく、またお誘いします(笑)。

Posted by まつやん at 2008年11月17日 22:57
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